夜空に咲く僕たちの願い


「瑠花?話したいことあるんだけど」




「ん?なに?」




瑠花は耳に髪の毛を掛けながら俺を見上げて言った。
俺は瑠花から離れて踊り場の床に腰を下ろす。
今さら授業に参加しても先生が嫌がるだけだろうから、ここで今日は自習とするよ。
先生もその方がいいと思うし、瑠花と一緒にいたい俺の要望も叶えられるからさ。



「ここ、座って?」




ぽんぽん、と床を叩き瑠花を誘導する。
それに素直に従う瑠花が俺のペットのようだ。



「あのさ、クリスマスのことなんだけど…クリスマスって今年日曜日じゃん?それで…瑠花って行きたいとことかある?」




「瑠花は……」



指先を見ながら瑠花はしばらく考えている。
きっと「夢の国」って言うんだろうな。
その確率は99%間違いないだろう。
だって前にあれほど「行きたい」とただをこねていたから。



そしてゆっくりと口を開いて呼吸をした。




「……俊介といられるならどこでもいいよ?」





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