夜空に咲く僕たちの願い
昼はあんなにも太陽が明るかったのに今ではくすんだ橙色だった。
俺の腹の中を表してくれてるのですか?
お節介が好きなようですね。
そんなの要りませんよ。
影と隣同士で歩きながら駅へ向かう。
この日、信じられないものを見た。
なぜ人は無意識のうちに人を傷つける?
傷つけたくなくても知らないうちに傷つけて、その傷はなかなか癒えないで腐食していくのを待つだけ。
助けて、と誰かに向かって叫んだら助けてくれる人は何人いる?
見てみぬふりをする人間は必ずしも一人はいるだろう。
俺はそんな人間になりたくなかった。
…だから、だから。
だから…暗闇の中からお前を引きずり助けたかった。
…駅の近くにある大型書店へ足を踏み入れる。
瑠花のことでも考えよう。
プレゼントは何がいいかな。
そう思って手に取ったのはファッション雑誌だった。
今月号の特集が“彼氏彼女にあげたいクリスマスプレゼント”だったから。