姫様にkiss
「じゃあね、姫。また会おうね♪」
「うん。バイバイ」
二人が帰ると、朔李が拗ねたように口を尖らせて、あたしの服を引っ張った。
「何?」
「お外で遊びたい。」
「あー…ごめんね。ちょっと待っててね?」
「うん!」
たぶんこの子達なりに気を利かせてくれたのだ。
あたしと朔真が楽しそうに話していたから。
優李なんかとっくのとうにご機嫌斜めになっていた。
「じゃあ、皆で行こっか。お外」
「「うん!」」
朔真が朔李をおんぶして、あたしが優李と手を繋いで、あの思い出の公園まで行った。
朔真と初めて出会った、あの公園。
「優李〜朔李〜あんまり走っちゃダメだよ〜!」
「「はぁ〜い!」」
あの木はあるかな?
朔真が座りこんでいたあの木。