白球追いかけて
「だから、連れ込んどらんって」
「まあまあ、ねえちゃん、これでジュースでも買ってき」
真田さんは財布から五百円玉をケメに渡した。
「すみません。あの、なにか買ってきましょうか」
「おっちゃんはさっき買ってきたから、自分ら好きなもん買ってき」
「ありがとうございまぁ~す」
三人で声を合わせる。
「じゃあ、行ってくるな」
「場所わかる」
「うん。一階の自販機コーナーやろ。入り口まっすぐ行ったとこの」
「正解」
ケメが病室から出て行くと、ヨシナはドーナツをお皿に入れはじめた。
「これよかったら食べてください」
真田さんに差し出す。
「まあまあ、ねえちゃん、これでジュースでも買ってき」
真田さんは財布から五百円玉をケメに渡した。
「すみません。あの、なにか買ってきましょうか」
「おっちゃんはさっき買ってきたから、自分ら好きなもん買ってき」
「ありがとうございまぁ~す」
三人で声を合わせる。
「じゃあ、行ってくるな」
「場所わかる」
「うん。一階の自販機コーナーやろ。入り口まっすぐ行ったとこの」
「正解」
ケメが病室から出て行くと、ヨシナはドーナツをお皿に入れはじめた。
「これよかったら食べてください」
真田さんに差し出す。