5日間の恋。
「稲森、ゆいかのこと好きらしいよ」
。。。この、たったひと言で、私の中の彼に対する認識が180度ガラリと、音を立てて変わってしまった。
今、自分で思い返していても思う。実際、当時もそれで悩んでいた。
これを聞いて、皆はどう思うのだろう。
私のこの心の変化は、あまりにも単純すぎる。
いや、ちょっと待ってくれ。
私は、そう思う。
ちょっと待ってくれ。
少し顔の良い男が自分に好意を抱いていてくれるのならば、他に想いを寄せる彼もいない女子高校生が目を光らせないわけが無かろう。。。!
その噂を色々な所から耳にして数日後、メールアドレスを聞かれた。
休暇が来る度にメールをした。
毎日、彼とメールが出来る休暇を指折り心待ちにしている自分に気付いた。
「あんな噂を聞いただけで、好きになるわけがない」
そう思いつつも、明らか、私の心は彼の方向へ進んでいっていた。
彼が違う女子と話しているだけで胸がきゅぅっとなった。寂しい、悲しい。。
この気持ちは変だ、そう気付いた時には、もうすでに手遅れだった。
ある日、告白をされた。噂で聞いてはいたけど、本当にそうだったのか。。と、心底驚いたが、本当に本当に幸せだった。
そして次の日、私も彼に想いを打ち明けた。
この学校にいるうえでは、こんなことあってはいけない。 しかも、『高校2年生』という上級生が。ひとまず、「次回の休暇まで」