JKママ
口元を掌で抑えつけた。


このままでは、彼女の優しさに感けて今にも泣きだしそうだ。でも、何回も何回も泣くなんていやだった。




あたしは母が死んでから強い女になると決めた。




だから、もうこれ以上泣くのは嫌なのだ。

きっと、娘が泣いてるなんて知ったら、母は安らかで居られない。





そういう人だったから……。





「詔……辛いかもしれないけど、しっかりと結城さんと向き合ってみたら……?

一方的に避けてちゃ、分かりあえないよ。」




唾をぐっと飲んだ。



「それは、そうだけど……。お父さんと、女子高生が結婚なんて嫌だし」

「あんたそれでも、女?
何時もみたいに真っ直ぐあたってみなよ。そうしなければ、何一つ変わらない。」



巴の力強い言葉はとても心強く思えた。





「……ありがと。出来るだけ、頑張ってみる……」
< 24 / 28 >

この作品をシェア

pagetop