JKママ
無い胸を思い切り張り、ずんずんと階段を下った。



あたしは、この再婚を認めません、

それだけは絶対に言うんだ……。




「結城愛!!」


バアンッと豪快な音を上げさせながらワイワイガヤガヤ和む家族、そして結城愛へと向き合った。





「どうしたの…?」


愛は眼をパチクリとさせる。




「あたし、あんたと!親父の……再婚!ゆ、許さないから!!覚えておいて……っ!
皆が受け入れたって……あたしは、絶対に首を縦に振ったりしない!!


わ、分かった?!」




キツイ目つきを一段とパワーアップさせ、汗と唾をまき散らす。






結城愛は、しょぼんとそれはまた可愛らしく落ち込んだ。


あ、怒りゲージが上がった。




駄目だ!!此処で怒っちゃいけない!!





「あ、あと!!詔ちゃんなんて、なれなれしく呼ばないで!!
あたしたちは赤の他人だよ」





言いたい事を言えて、大分スッキリした。壮快な気分はとても気持ち良い。


詩音がポテチを片手にぼりっと食べた。





「……自称、新しいお母さん、詔は頑固だから、言いだしたら引かないよ……。まあ、何とかするんだね」



と、兄は良く見なければ気付かない程度にふっと微かに笑った。
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