【続】幼なじみは俺様王子。
やっぱりエスパー……
いや、あーちゃんも越える史上最強のエスパーかもしれない。
しかも“穂香虫”って……
ネーミングセンスなさすぎる……。
「なんか言ったか?」
「……いえ、何も」
このやり取りも、もう数え切れない程してますよ……。
「ふあ~……」
そんなこんなやってたらなんか眠くなってきちゃった。
「ぷっ。でっけぇ口」
大口を開いて、欠伸をしたあたしを腹を抱えて爆笑している楓。
「……そ、そんな笑わないでよっ!」
「悪りぃ悪りぃ」
本当に悪いなんて思ってないくせに!
「じゃ、そろそろ部屋に戻るとするか」
「……うん。これ、本当にありがとね」
そう言うと、楓はあたしの頭に手をのせた。
「今日はとりあえずこれ食って、早く寝ろ。明日いくらでも話聞いてやるから」
優しく微笑む楓にあたしも思わず微笑み返す。