春夏秋冬
頬に残るこそばゆい感覚。鳴り止まぬ鼓動に波の音。
時間よ、止まれ。
「かなり照れますね…」
「ええ…。でも、すごく嬉しい」
「はい」
もしかしたら私は本当に桜さんを過去から救えるかもしれない。このキスはその第一歩だろう。
私は、今日のこの日を忘れない。
あなたと過ごす時間の全てを。
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