ちよこれいと





不器用にゴシゴシ拭われたので

眉間に思いっきり皺をよせた。



「もっと優しく拭け、ボケ」


「お前に対しては加減がわかんねぇ」


「…………は?

なにそ────」



不満の言葉は、

ヤツの唇にのまれた。


……は?

ハァッ!?


ワンテンポ遅れて状況を理解したあたしは、

ただ、身動きができずにチョコの甘ったるいようでほろ苦い味に戸惑っていた。





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