♂GAME♀



古風な日本庭園。
カポンカポンとリズミカルなししおとし。

ここだけ、妙に空気が美味しい気がした。

『ようこそ、おいでくださいました』

と、私達を出迎えてくれたのは誰もが認めるような美人女将。

って……
この流れって……

『一泊するつもり!?』
『あー……バレた?』

バレるっつの!!!!

『先に言ったら着いてこないと思ってさ』

そうだけど、そうだけどッ!!
あまりに自己中すぎじゃないかい!?

『夜になったら、すごいもん見せてやるからさ! ね?』
『すごいもの?』
『うん。 俺、初めて見た時は言葉失ったよ』

何よそれ。
大袈裟なんだから……

『とりあえず、それまで街を散策しよっか』

適当に荷物を置いて、部屋を出る輝。

取り残された私は……
とりあえず部屋をグルリと見てまわった。

部屋は1つ。
まったりするため(?)の廊下が1つ。
トイレとバスルームと……

って、同じ部屋で寝るのかよ……

『何やってんの。 早く来いよ』
『あ、ごめんごめん』

私、言いなり……
完全に輝のペースに巻き込まれてるなぁ。
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