海風~駆け抜けた青春~
あれから二、三日経って退院したが、秋の気候が合わなく、入退院を繰り返していた。
そのせいか、少し痩せた、というよりやつれたような気がする。
「期末テストまでには戻るんでしょ?授業わかんないだろうと思って、あたしが先生しに来てあげたの。」
「頼んでない。」
「そんなきっぱりと言わなくたってさぁ…さすがの美空も、ノー勉ではきついっしょ。」
「だったら陽連れて来てよ。海波じゃ余計不安。」
美空は、遠くを見る目で空を見る。
「ひどっ!あたしは美空のためを思って…」
泣きまねをするあたしに、鋭い視線が突き刺さる。