蓮の苦悩

病室で二人きりになった
俺はずっと考えていた事を
実行する

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｢麗奈
元気な子供を産んで
くれてありがとう
二人の記念日が増えたな｣


神妙に話す俺をキョトンと
しながら見つめる麗奈



｢俺から麗奈にご褒美だよ
受け取って？｣


｢え？なぁに？｣


｢ずっと考えていたんだ
これは、結婚指輪に重ねて
付ける事ができるんだ｣


予定では更に2つ重ねる
つもりだけど今は内緒


｢え？これって｣


｢この結婚指輪はこうして
細いデザインリングと
重ねる事で更に凝った
デザインになる様に
最初から考えられている
指輪だったんだよ

俺達に子供が産まれたら
こうして麗奈に
1本づつ渡したくて
この指輪に決めたんだ｣