イケオタ
親友は翔
「ふぅ〜ん
一様はそれで切り抜けられたんだな」

翔は、説明を終え机にへばりついている奈瑠の真ん前のイスに腰を下ろしながら言った。

「でも、お前ってホントバカだよなぁ…」

うぅ〜うぅ〜うなる奈瑠に翔はため息混じりに言った

「誰がバカだ、自慢じゃ無いけど成績はいつもクラスで…」

「違うっつぅ〜の
あんなかわいい子フルなんてもったいねぇっていってんだょ」

「うっ…
そりゃぼく、オレだって付き合えるんだったらつきあいたいん…ブツブツ」

「はいはい…
まったく女が苦手のクセに顔よくて毎日コクられては断ってよぉ〜
しってっか
お前ホモじゃないかって噂だぞ」

「えっ!?」

「嘘だよ
でもな、この学校の七不思議だぞマジ
この学校のイケメン
お前合わせて5人いるだろ
4人には彼女いるのにお前にはいない
みんな不思議がってるぜ
あぁ〜あ
オタクって奴はわかんねぇ〜…んッ!?」

言いかけた翔の口を両手で奈瑠がおさえた

「ちょっ、それは秘密だって約束したじゃ…」

「ぶぅっはぁ〜
し、しぬかおもったぁ〜」
奈瑠の話しの途中で翔が息が続かなくなり奈瑠の腕を払いのけた。

「あっ!
ごめん大丈夫?」

奈瑠は自分の両手を交互に見てから慌てて後ろにまわした。

「で、でも言っちゃいそうだったってゆうか…
言っちゃってたし」

「おっはよ、何話してんのあんた達?」

奈瑠と翔の間に結衣花が割って入ってきた。

「お、おぉ結衣花おはよ〜
今日は朝練無いのか」

翔は話をそらせるために必死だった

ふぅ〜聞かれてなかったみたいだぁ〜
翔頑張って話題を変えてぇ〜

目をギュッと閉じてる奈瑠に気付いた結衣花が心配そうに聞いた

「今日は月曜だから無かったよ
それより奈瑠…
腹でも痛いの?」

「えっ!?」

我に返った奈瑠は話を聞いておらず間の抜けた顔で結衣花を見ていた。

そこですかさず翔がフォローにはいった。



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