お嬢様とお坊ちゃまの恋が見られる魔歌学園生徒会役員達♡
言いたくなかった。
でも、気づいてたんだね。
私は右腕につけた、リストバンドを外す。
そして、れんにみせる。
深い傷跡に、紋章がついている。
特別な歌を歌ってたれん。
私はそれに巻き込まれてしまった。
どうにか、歌には歌をと対抗した結果、この傷だけですんだ。
「やっぱり、かな……。いたんだね」
「うん。私はれんの屋敷に行った事があるのよ。お父様と……。本当は、私の婚約者はれんだったの……」
私がそう言うと、れんが驚いていた。
そうだよね。