シーツの上のブタ。






ダイスケは涙を拭い、湿った手をカーテンでふいた後、最後にブタに聞いた。






「もう一度聞くよ。君はカメ子なのかい?」





この気持ちに答えたのか、ブタさんは水槽を指差した。






それはカメ子の水槽だった。






「……やっぱりカメ子なんだね。安心したよ」






涙を堪えながら、ブタさんに抱き付いた。






ブタさんは振りのけた。






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