”ただ、愛されたかった…”

 「ねぇ、今日、パブで会った人、ちょっとよくない?」

 夏美が、そう聞いた。瑠理の様子を伺ってる。

 「うん、いいよね。もしかして、夏美も?」

 今度は、瑠理が、夏美の様子を伺う。

 「私達、似てるけど…好きになる人まで、一緒なの!」

 夏美の言葉に内心”困った”と思いながら、笑っていた。

 多分、夏美も困っていたと、思う。





 「もしもし、俺、学。覚えてる?あのさ、瑠理ちゃん、俺と付き合わない?

 あれから、気になるんだ、瑠理ちゃんの事、付き合おうよ!」

 かなり、強引な感じ…。

 断られるとは、思ってないみたいな言い方。

 でも、瑠理は、嬉しかった。

 パブで会った時、みんなで、番号の交換をしていた。

 瑠理だって、気になっていた。

 ただ、夏美の事を思うと、本当に困った。

  
  ”どうしよう…”


 今まで、好きな人に自分の気持ち、隠してばかりいた。


 だから…。
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