パラレルワールド

「アタシが好きなら、キスしてよ!」



「おまっ声でかい!」



焦る楽を睨む。



楽はため息をついて顔を背けた。



「そんなことするかよ」



そんなこと…………



「ばか!もーしんない!別れる」



「おい奈々!」



楽を無視して帰った。



楽は追いかけてこなかった。



家について、部屋のベッドにねっころがる。


いつの間にか私は眠りにおちた。



「奈々ーご飯ー」



お母さんの声で目が覚めた。部屋は真っ暗。



窓を見ると楽の部屋が見えた。真っ暗だ。


帰ってきてないのかな…



「いやっ楽なんてどーでもいーし!」



ご飯を食べてお風呂にはいってさっさと寝た。



どんなにブルーでも夏の朝は爽やかだ…。



「いってきます」



八百屋の前には……楽。



「奈々」



肩が揺れる。

なんなのよ……
謝ったって……


「ほら!いいキュウリがはいったんだーお前漬け物とかは好きだろ?このキュウリをさ!いや、普通に塩かけてパリッと!」



………は?

また野菜かよ!



無視して学校へと向かう。


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