パラレルワールド

馬鹿じゃないのアイツ!本当にむかつく!


「むかつく…野菜野菜うるさいし…」



あほらしくて涙がでてきた。


何やってんだか……。



「奈々ー!」



「げっ速い!」



逃げようとするがあっという間に腕をつかまれた。



「あの子と付き合うんでしょ」



「誰がそんなこと言ったんだよ」



「野菜と付き合うんでしょ」



「わけのわからないことをぬかすな!」



「どっちがわけわかんないのよっ!野菜野菜野菜野菜!ベジタリアン馬鹿!」



「アタシのことはみてくんないくせに」



「見てるだろーが!」



「見てない!もっと恋人らしいことしたいの!もっと普通に!」



「なんだよ、どーいうことしたいんだよ!」



どーいうことって……

普通のカップルみたいに……


「一緒にデートしたり」



「してるだろ」



「八百屋めぐりじゃん!


アタシはもっと楽と
いちゃいちゃしたいの!

カップルみたいに
らぶらぶ……」



自分で言ってむなしい…。



「そんなことするかよ、あほくさ」



なっ!



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