君に幸せの唄を奏でよう。
【奏 Side】
「オメデトウ!ジュースガ、モウ1本モラエルヨ!」
「…………」
ゴト。
俺たちは、バッティングセンターに来ていた。
飲み物が欲しくて、自販機でブラックコーヒーを買った。
買った際に出来るルーレットで当たり、ランダムでりんごジュースが出てきた。
なんで、りんごジュースなんだよ…。合わねぇだろ。
「今日ハ、イイコトガアルカモ!気ニナル女ノ子ト急・接・近ノ予感☆
素直ニナルト、サラニ運気ガ上昇スルヨ☆」
うぜぇ……!自販機に占ってもらっても全ッ然嬉しくねぇ……!
「いいな!俺も当たりてー!占ってもらいてー!」
横では、宮木が興奮していた。
こっちもこっちで、うぜぇ……!
「あ~神よ!なんで日頃の行いがいい俺には、当たらないんですか?!」
どんだけ、当たりたいんだよ。
「じゃあ、やるよ」
「マジで?!ありがとうな!」
宮木は、喜んでりんごジュースを受け取った。
「なんだよ、果汁10%かよ。いらねー、返す」
「なんなんだよッ!お前はッ!」
返すぐらいなら、欲しがるなッ!
「ちなみに、俺は果汁100%じゃなきゃ飲まない」
「誰も聞いてねぇよッ!」
疲れる……!こいつと居ると疲れる……!
なんで、今日バイトがなかったんだよ……。こいつと遊ぶんじゃなかった……。