君に幸せの唄を奏でよう。
そう、俺達は“あいつ”のメアドを教えるか教えないかを賭けていた。
最初、賭けをするつもりじゃなかったのだが…
1時間前---。
『なぁ、奏。勝負しないか?』
突然、宮木が言ってきた。
『勝負?』
『そう!唄ちゃんのメアドを賭けて-』
『却下。 なんで、お前と勝負しないといけないんだ』
『そっか、そっか♪奏くんは俺に負けるのが、怖いのか☆』
『は?』
宮木が、俺を見下しながら言ってきた。
『お前、プライド高いもんな~。勝負をしない事で、逃げれる。
いい作戦だよな。納得、納得』
ブチッ。宮木にバカにされたので、キレた。
『逃げるだと……?その賭けのってやるよ…!』
結局、俺は宮木の策にのってしまい、今に至る。
「なんで、そこまでして“あいつ”のメアドが欲しいんだ?」
俺は、“あいつ”に対する宮木の異常な執着に疑問を持った。
まさか、宮木の奴“あいつ”のことが--?!
「そんなの決まってるだろっ!唄ちゃんが可愛いからだッ!
可愛い子のメアドを欲しがって、何が悪いんだよッ!」
……………。
「やっぱり、チャラ男だな」
俺は、宮木がチャラ男であることを再確認した。