君に幸せの唄を奏でよう。



「~ぷっは!やっぱ講義の後に飲むのは、これだろ!!」

宮木は腰に手を当てて、自販機で買ったコーラを満足そうに飲み干す。

「オヤジ臭ッ」

宮木の発言が、オヤジ臭く思わず言ってしまった。

「いいじゃねぇーか!酒の代わりだ!酒の!」

宮木は、酔っぱらいのようにやけくそに言う。

「お前、二十歳になる前に立派なおっさんだな」
「なんだと……ゲフッ!」

宮木は何かを言いかけるが、コーラを飲んでしまったせいで、言葉よりも先にゲップが出た。

「ブッ!」

その光景がおかしくて、思わず吹き出す。

「~くそッ!笑いやがって!」

俺が馬鹿にしてしまったから、悔しそうに俺を見てた。

「悪い悪い」

腹を抱えながら笑ってしまったから、宮木に謝る。

「人の不幸を見て笑うとか、性格悪いぞ!」

俺の態度が気にくわなくて、俺に指を指しながら悔しそうに言う。

「……そういえば、お前って酒飲まね-よな?」


突然、宮木が話しを変え聞いてきた。

「まさか、二十歳になってないから飲まないとか「別に、そんなんじゃない」

俺は宮木の言葉を遮る様に、速攻で答えた。

「じゃ、何で飲まないんだ?」

宮木は、不思議そうに質問してきた。

「酒が嫌いだからだ」
「マジでッ?!あんなに美味いのに?!」

何故か、俺の発言に宮木は驚きを隠せないでいた。


「分かった!お前あれだろ!!」

突然、宮木が顔をにやにやする。

「……何がだ?」

俺は、宮木の考えている事が分からなかった。

「お前、実は下戸「お前じゃあるまいしそれはない」

俺のくだらない発言を、バッサリと切る。

「俺は、下戸じゃないぞッ」

宮木は、怒りながら言ってきた。

「一週間前、夜中に人を叩き起こし電話してきた奴が言う台詞か?」
「な、なんだそれ?!」

宮木は、動揺していた。どうやら覚えていないらしい。

「覚えてないのか?なら、今から再現しても「結構デスっ!遠慮しますッ」

宮木は、顔を青くして断る。

「チッ。お前の弱点を見つけれるかと思ったのに」
「お前に見つけられたくない」

俺は、宮木にきっぱりと言った。

「何か冷たくないか?…パンツの事まだ怒ってるのか?」

宮木は俺の顔色をうかがう様に、恐る恐る聞いてくる。

「怒ってない。むしろ…」
「む、むしろ?」
「明日から昼代が浮くから嬉しい。忘れるなよ」
「~~分かってマスっ!奢らせて頂きますッ!」

宮木は、ふて腐れた顔で言った。

「昨日飲み会で、金使ったばっかりなのに~」

宮木は、財布を見ながら悲しそうに呟いていた。

宮木が発言した言葉に、俺はひっかかった。

昨日…か…。

俺は、改めて昨日の事を考えた。


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