同居生活?!
申し訳なさそうにしてるけど、私だってまだもらうって決めたわけじゃない。
しかも子猫って、めんどくさそう…


「子猫ちゃんも、すっかり真紀ちゃんに懐いたみたいだし、一件落着ってことでっ♪」


「いやっ、「じゃ私弟の迎えに行って来るからよろしくねーっ!!」


「ちょっとーーーー!」


勢いよく坂を登っていき
勢いよく帰っていきましたね…


さて、どうしたものか…。
猫がすむものなんて何もないし、えさだって今から買いに行かなくちゃいけないんじゃないの…?


「えらいもの置いていったわね」


でも、足に懐く猫に、私は不思議と安心感を抱いていた。
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