同居生活?!

深まったとき

「まっきちゃーん!」


「いだっ、ってか脅かさないで」


「そんなこと言わないで!!
で、どうだった?!子猫ちゃん♪」


…おっと、顔が緩みそう。
引き締めねばっ…。


「昨日は本当に困ったわよ。いきなりだったし、育てたこともないし…」


郁のほうを睨んで言った。


「ごめんね…?」


「…でも、あり…がと」


聞き取れるかわからないぐらいの大きさで、お礼を言った。
口から、自然と出たものを、途中で必死に小さくしたんだからっ!!
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