青春の扉~誰にも言えない~
「昨日も図書室行った?」


「うん!!」


「声かけた?」


「‥ううん」


「えー!!何で声かけないの?二人っきりだったんでしょっ?」



熱くなって机を重いっきり叩いたハル。


「そうだけど…なんか声かけづらくて…ハルは?」


「私~?私は~」


昨日何があったか知らないけど、フフフと笑うとハルはキラーンと目を光らせた。



「勿論和田先輩と話したよ(ちょっとだけど…)」


「スゴッ…いいなぁ羨ましい…」



「でしょ?だから妙ちゃんも早く加藤先輩に声かけな…」


――「ねぇ!」


ハルと話していた、ちょうどその時


窓の外から麻衣が私達に声をかけて、教室に入ってきた。



「何の話~?私も混ぜてよぉ♪」


ちらっと互いに目を合わせる私とハル。



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