盃に乾杯!?
「幼かった俺は、
君を初めて見たとき、
お人形さんみたいだった。


それと同時に、
俺と同じ気持ちの奴を
見てしまった。」


「大杉?」


「ああ。


けど極道の世界では、
大杉の家と俺の家では、
大した差は無かった。


だから君が
1人娘と知ったとき、
俺にもチャンスがあると
ずっと思っていた。」


加藤君は、
普通に話すけど、
やはり大杉に早く来て欲しいと
心で願っていた。
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