盃に乾杯!?
「何やっているんだよ?」


ドアを開けたのは、
やはり大杉だった。


「お前っていつも、
俺の邪魔をする・・・。


何で俺じゃなく!!!
アイツを選んだか言え!!」


加藤君の声は怒鳴り声・・。
けど何処かで、
寂しげな声が聞こえた・・。


「運命なんて、
自分の手で変えられる。


お前も俺もそうだ。


ただ俺と香澄が、
赤い糸で結ばれていた
せいかも知れない・・・。」


私が答える前に、
大杉が先に言った・・。
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