爆走★love boy2
雅紀君はヒョイッと肩をすくめ『なにもしない』という意思表示をしてから、「単なる偶然」と言った。



しかし、先輩はそれを信じない。



「嘘つけ。『同じ日にまた会うなんて』って、さっき言ってただろうが」



しまった。



私はキュッと顔をしかめる。



確かに今日雅紀君に会うのは2度目だ。



でも、その2度とも本当に偶然だ。



でも、そんなの誰が信じてくれる?

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