きみの腕の中で


ものの数分で“テツ”って名前すら覚えてないのか…

と思わず笑ってしまいそうになったのを我慢した。


それでも、あたかも何事もなかったかのように


「テツ。てめえらが本来は止める役だろうが!この目障り女どもどっか連れて行きやがれ」


なんて命令しちゃう彼に、それを受け入れるテツ達を見て


やっぱり“ミツキ”っていう存在は特別なんだってことを教えられた。


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