教えて?センセ。
―第6章―
「こんにちわー」



あたしは教室に入ってあいさつした。



「遅い…」


「ぴったりですよ?」


「せめて2分前には席ついてろよな」


「はー…、い」


「変に止めなくていいから…伸ばしたきゃ伸ばせ」



メイクしてんのにー…。
先生なんにもいってこないな。



「ん…お前香水つけてる?」


「へ?」



あ…信哉の香水がうつったんだ…。
いつも香水してないから…



「男もんみてーな匂いだな。」


「え…っと。あはは…」


「あ、もしかして彼氏…?」



先生はテキストをめくる手を止めて
こちらを見つめた。
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