傷の行方

希望と絶望

2つ上の先輩が


中学1年の女の子達に人気だった


私もひとりだけ


いいなと思える人がいた


小学校の時 姉の同級生と言って


私に声をかけてきて



「妹でしょ?中学で待ってるから」


と言ってきた人だ


中学に入ってからわかったことだが


その人のファンクラブがあってびっくりした



私は部活は楽器をやりたいと思っていたが



姉が陸上部にいて入るようにいわれ


なぜか幅跳びと短距離をやることになった


私が通っていた学校は


部活は掛け持ちができる



と言っても掛け持ちしてる人などいなかった


陸上部でジョギングしていると


バレー部やテニス部の顧問の先生から


入ってくれないかと言われ


私は硬式テニス部と陸上部を掛け持ちした



そして中学2年


姉が卒業すると私は


両方辞めて


後に親友となる彼女に誘われて



軽音楽部に入った


文化祭や大会


すべてが楽しかった




けれど

どれだけ頑張ったところで


音楽専門の学校には行けない



そんなお金はなかった



父親には世話になりたくなかった


そこで私の心は



何よりお金なんだと思ってしまっていた


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