さよならの日々
「どうだ?やってくれるか?」


俺はただ黙って頷いた。慎太郎がいればなんだってできると思う。


そう思えたから。


「じゃあエースは恭平で四番は慎太郎だ。
それじゃあ試合のほうよろしくな!」


こうして


俺は、また大好きな野球をすることになった。


今まで思い描いていた、あの野球を。
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