桜ノ籠 -サクラノカゴ-
「さて、朝ご飯にするか~」
と、ちょっとまだ眠そうに、気怠そうに青磁先生は起き上がる。
「…もしかして青磁先生、朝苦手ですか?」
「ん……。実は、ね」
眠そうにしながらも、私に笑顔を向ける。
「待ってて、今朝ご飯用意するから…」
のそのそと起き上がろうとする青磁先生を、私は手で止めた。
「いえ、青磁先生は寝ててください。私準備します!」
そういいながら、私は青磁先生に毛布2枚をかけようとして、気付く。
「あ、青磁先生、部屋で寝てください。ソファじゃ、ちゃんと眠れなかったでしょう?」
「いや…、大丈夫。ちょっと眠れなくて、調べものしてただけ。たんなる寝不足」
「それなら尚更…」
「いや、俺は伽羅ちゃんと一緒に朝ご飯が食べたい」