桜ノ籠 -サクラノカゴ-
「伽羅ちゃん?」

その私の姿を見て、青磁先生が不思議そうに首を傾げる。


み、見られた……!

恥ずかしくて、俯きながら、

「いえ、ちょっと…、新しい部屋にご挨拶をー…」
と、小さな声でモゴモゴ呟くと、

青磁先生は、私の頭を優しく、
くしゃくしゃ
と撫で、微笑んでくれた。

「片付け、終わった?ご飯出来たけど、すぐ食べる?」

「あ、はい!お腹ペコペコです。後は、青磁先生の部屋に置かせてもらっていた荷物だけです」

「んじゃ、俺運ぶよ」

「いえ、少しなので、大丈夫です。青磁先生は、すみませんがご飯の準備お願いします」

「了解」

そう言って、青磁先生はキッチンに戻って行った。




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