桜ノ籠 -サクラノカゴ-
「伽羅ちゃん!」

青磁先生の声、
遠いー…



心の奥底に閉ざしておいた、
想いが、
想い出が、


私を暗い闇へと、
再び、引きずり落としてゆく。




覚えているのは、
力尽き、崩れた私の身体を抱きしめてくれた、青磁先生の腕のあたたかさ…。




でも、もう、
そのあたたかさが、感じられないほど、

暗い闇へと、



私は、墜ちていった。








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