桜ノ籠 -サクラノカゴ-
ずっと、カズ兄の棺のそばにいて、
動く事が出来なくて、
どうしても、
どうしても、
火葬場にはいけなかった。
いきたくなかった。
でも、
納骨するその時は、
お母さんが私をつれていった。
その時はつらくて、
ただ、
ただ
つらくて、
支えられて立っているのがやっとだった。
近くで、お母さんが白い布に包まれたものを、
開かれた墓石の下に納めているのを
ぼんやり、見ていた。
手を伸ばせば触れる事が出来る距離のはずなのに、
遠く、
遠く、感じた。
夢のように、
感じた。
動く事が出来なくて、
どうしても、
どうしても、
火葬場にはいけなかった。
いきたくなかった。
でも、
納骨するその時は、
お母さんが私をつれていった。
その時はつらくて、
ただ、
ただ
つらくて、
支えられて立っているのがやっとだった。
近くで、お母さんが白い布に包まれたものを、
開かれた墓石の下に納めているのを
ぼんやり、見ていた。
手を伸ばせば触れる事が出来る距離のはずなのに、
遠く、
遠く、感じた。
夢のように、
感じた。