桜ノ籠 -サクラノカゴ-



桜の中で出会った、
懐かしい香りのする人。




でも、

開いた目の前に舞う、
白い雪の中で思い出す。





その桜を見せてくれた
あたたかくて、姉の様な人。


いつの季節も会いにきてくれていた
明るくて、かけがえのない人。


近くにいても遠くはなれても気に掛けてくれていた、
私とカズ兄を一番大事にしてくれる、唯一の人。


どんな時も私を家族として受け入れてくれた
あたたかな、もうひとつの家族。




ずっと、

ずっと、


暗闇に独りだと思っていたけど、




いつも、
いつの時も、



私は、


彩る季節の中で、
独りじゃなかった。





< 387 / 467 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop