心を失ったカノジョ
触られてた手を握った。その行為に気づいた新は一瞬、顔を傾けた。




不思議だよね……私から求めるの。




ごめんね新……心をせっかく取り戻してくれたのに




新に申し訳ない……。




新、あのね明日……人を焼きにいくの。お母さんたちをあんな目に合わせたから。




それが私の出した最善の方法。




明日は心を失って、罰を下すよ。




いいよね?私今まで耐えてきた。




何回も殺されかけて、毎日呼び出しされて頭を何度も




血が出るまで殴られ、金属バットで叩かれ、




そんな哀れな姿をみんな嘲笑って……




耐えてきた。こんなことされても、でも……今回は限界。



「……おやすみ」




新に……そして今の私の心に……終わりを告げた。




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