冬の日の犬のお話

オバケ退治

次の日は、ぼくらも大人たちも朝ねぼうした。
朝と昼といっぺんにまとめたごはんを食べて、
ぼんやりテレビを見ていると、お祖父ちゃんがぼくらを呼んだ。

カズヤ君といっしょに納屋にいってみると、お祖父ちゃんがにこにこしながらぼくらにプレゼントをくれた。
竹をけずって、丈夫なナイロンの糸を張った弓矢。
もちろん、お祖父ちゃんの手作りだ。


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