冬の日の犬のお話
二人とも体が大きくての、がきの時分からの腕じまんじゃった。
そこいらの腰抜けさむらいになぞ負けるものか、手柄を立てて出世するぞと意気揚々と山を越えていったのじゃ。
しづとしろを残しての…

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