心の中の宝物

いきなりの亜美の提案。



私はすかさず反乱する。




「それは嫌!」

「なんで?」


「だって・・・亜美とおそろ・・・だもん・・・」


私はだんだん恥ずかしくなり下を向く。



「桜~本間お前は可愛いな。」


亜美に髪をぐちゃぐちゃにされる。



「も~やめてよ~」





「じゃあな、私も茶色にするから桜も茶色にしよ?」


「え?ダメだよ。亜美は金の方がいいでしょ?」


「いいって。私もそろそろ飽きたし・・・」




亜美は名残惜しそうに自分の髪を触る。



嘘・・・

亜美は染めたくないくせに



< 101 / 187 >

この作品をシェア

pagetop