心の中の宝物
「今週あたり行きたくない?」

「そうやな。」

「じゃあ今週の日曜日は?」

「いいねー桜どう?」

どう?

って勝手にほぼ決まってんじゃん。

「い・・・いよ。亜美にもいっとくね。」

私は動揺と嬉しさが一緒に来た感じだった。


「あのーそろそろ席ついてほしいんだけど・・・」

「うわ!」

急に背後から先生の声。

いつからいたの?

「何だよ。うわ!って-早く行く!」

「は、はい。」

私たちは急いで席に戻った。

やばい。

笑いそう・・・


「出席とるぞー」


先生、二人でいるときと全然雰囲気違う。

二人の時の方がいい。

私といるときだけその顔だと思って良いよね?

< 170 / 187 >

この作品をシェア

pagetop