心の中の宝物
――次の日


着メロの音で目を覚ました。


「う・・・ん・・・はっ携帯!」

携帯を開けると“吉岡みなみ”と示されていた。



――ぴっ


「もしもし?」


「桜!やっとでたー何回もかけたんだよ?」

「ごめん。寝てた。」


亜美が横で寝てたので私は部屋の外に出た。



「寝てたってもう昼だよ?」

「ごめんね。」


理由は言わない。


「いや。それならいいけど・・・桜学校来る?」


私は少し悩んだ。

学校に行ったら楽しい。


でもそういう気分になれなかった。


「今日はだるいしやめとくわ!」

「そっかー桜が来ないとつまらない~」


みなみのふてくされた態度。

かわいい。


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