心の中の宝物
「明日は来るよね?」
「うーん・・・明日にならなきゃわからない。ごめんね。じゃあ!」
「え?あ!ちょっと・・・」
私はみなみの言葉を聞かないで電話を切った。
は~
何だか気持ちが晴れないな。
私は大きなため息をついて家に入った。
中に入ると亜美が起きていた。
「亜美、おはよう。」
「おはよう。もう帰ったのかと思った。」
「無断で帰らないって!」
昨日は亜美といろんな話をした。
亜美のお母さんは亜美が5歳の時に病気で死んじゃったらしい。
それ以来お父さんは仕事が忙しくなって小さいときから一人だったらしい。
私に少し似てるんなって思った。
私に声をかけたのは何だかほっとけなかっただって。
私は犬かよ・・・(笑)
亜美と話しているのは楽しくていつのまにかすごく時間がたっていた。