心の中の宝物

亜美が着替え終わるのを携帯をいじりながら待った。



みなみやコウちゃん、武からメールがある。



後で返せばいっかー


この気持ち・・・


適当すぎ?
仲の良い友達なのに。



「ねぇ、亜美?」

私は用意をしている亜美を呼んだ。


「何?」


「あのね、私さー昨日会ったばっかの亜美にはいっぱい悩みとか話せるんだけど、学校ですごく仲良いことかには言えないの。それってしんらいしてないってことなのかな?」



亜美は着替え終わって私の前に座る。


「桜はどうして私にいろいろ話せるの?」

「それは・・・何だろう。なんか亜美に話すと暖かい気持ちになるんだ。全部受け止めてくれるような感じになるの。まあ最初はちょっと怖かったけどね。」


「ありがとう。なんか照れくさいな。」

そう言って亜美は金髪の長い髪をかく。

その仕草が本当に大人っぽい・・・


< 41 / 187 >

この作品をシェア

pagetop