濡れた体温ごと奪って-Ⅱ-
「翔ちゃん…嫌なの?」
「いや…そんな事はないが…」
「じゃあ決まりだねっ。私、背中流してあげるね」
「あ、ああ。頼むな」
紗耶、入る気満々じゃねぇか。
つか、すぐ真っ赤になるくせして風呂には一緒に入れるとか…矛盾してんな。
つか俺…頑張れ。
ここは紳士で行かねぇと、二度と紗耶は一緒に風呂入ってくれなくなるかもしれねぇからな。
何があっても、手を出さない様にしねぇとな。