濡れた体温ごと奪って-Ⅱ-
「翔ちゃ…あの、わ、私もう一つ聞きたい事がっ」
「まだあんのか」
寝室に入るとベッドへ下ろされ、座ったまま立っている翔ちゃんを見上げた。
後一つは…この一年の間で一番気になっていた事…。
だけどなんて聞こう。
ストレートでいいのかな…?
「えっと…その…」
「フッ。女の事か?」
「へっ?!な、なんで聞きたい事がわかったの?!」
「顔に書いてるからな」
翔ちゃんはおかしそうに笑いながら、上着を脱いで上半身裸になった。
は、は、裸っ?!