約束 ~生きていく君へ 余命半年と告げられて

目の前で泣き崩れているのは
温人の両親で。

泣き崩れるベットの先に
眠っているのは温人で。


痩せて、げっそりと頬も落ち
まるで別人のような温人。


わたしは、目の前の光景を
受け入れる事が出来そうもな
かった。

わたしはやっと立ってる足で
フラフラと温人に近付いた。

そして、そっと頬にふれる。

もう、温人の体温も温もり
もそこにはなかった。












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