約束 ~生きていく君へ 余命半年と告げられて
「何朝から見つめあってるんだよ。」
言葉を発したのは新庄亮。
それもいつの間にかわたしの
となりに立ってるし。
「あっびっくりした。」
慌てて口をふさぐ。
「そんなにびっくりする
ことないと思うけどな。 」
「ごめんなさい。」
目線そらすきっかけが新庄亮なんて。
横を通りすぎる女の子の視線が痛い。
『だってだって、男の子って怖いんだもん。
何考えてるかわからないんだもん。』
なんて言える訳ないんだけどね。