好きなのはキミ。
あの後突然キスをされて膨れたあたしを可愛いと言ってからかいながら家まで送ってくれた一成くん
キスしちゃったよ
抱きしめられちゃったよ
…付き合うことになっちゃったよ
あたし…好きになれるのかな
秋ちゃんのこと忘れられるのかな
「一成くん…」
ありがとね
もし一成くんがいてくれなかったら、あたし変になっちゃってたかもしれない
でも今日は秋ちゃんといたときより、
一成くんといたときの方がずっと、
ドキドキしちゃってたかもしれない…
どうしてだろう?
てゆうより、明日の学校でどうなるんだろう…秋ちゃんは3年生だからいいけど
一成くんは同じ学年だよ?
どう接したらいいの?
というより、学校で接してくるのかな?
あっ携帯
ベットの上にうずくまっていたあたしの隣で鳴った携帯を開くと
‘秋ちゃん’
やだ…ウソでしょ?
やだ…出れないよ、出たくないよ
一成くん…
あたしは携帯には出ないで布団をかぶって目をぎゅーっと瞑った